山の植物は、いけていて格別に気持ちがいい。花市場に並んでいる花とは、エネルギーがまったく違うと感じる。そんな山の植物を調達するために、日知舎を営む山伏の成瀬正憲さんの案内で、山形県にある月山へ。成瀬さんは今足を骨折していて、ハードなところには行けないですがと言いつつ、とっておきの森に連れて行ってくれました。途中、川辺に座って一休みしていると、何もかもが泣きたくなるほど美しい。ものすごく美しいものに触れた時、どうして泣きたくなるんだろう。
今回の訪問は、ある方に紹介していただいたご縁。私は、初対面にもかかわらず、最初から「山伏って何ですか?」とか、不勉強な上に不躾な質問が止まらない。成瀬さんは、そのひとつひとつに丁寧に分かりやすく答えてくださった。日本哲学のお話しや山の暮らしや文化を身体を通して理解するといった、私的にはタイムリーでとても興味深いお話をして下さる成瀬さんは、山伏というよりフィールドワークをされている学者さんという印象。
2日目のお昼は、成瀬さんの奥様の手料理をお庭で頂きました。近所で採れた筍と蕗、そして日本海で採れたばかりのイカで作った塩辛。心地いい風が吹いて、最高のお昼ご飯でした。
Link
緑の居場所デザイン
6.1.6 #606 Minami-Aoyama
Minato-Ku Tokyo Japan
107.0062
tel 03.3406.9883
©2015 緑の居場所デザイン,